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早漏(PE)はどの年齢層の男性にも起こる可能性があり、器質的な問題よりも精神的ストレスなどの心因性が原因とされています。
早漏で悩む男性の多くは、射精をコントロールするためのホルモンであるセロトニンが不足していると言われ、特に生活習慣の乱れる若い年代が多い傾向にあります。
プリリジーはダポキセチンを主成分とした世界初の早漏治療薬で、短時間作用型のSSRI(セロトニン再取り込み阻害)に分類されます。
SSRIはうつ症状やうつ病、気分障害の改善に用いられる抗うつ剤で、セロトニンの量をコントロールすることで精神を安定させる作用があります。
主成分のダポキセチンはSSRIとして開発されましたが、内服治療している患者の中で射精時間の延長、遅漏を訴えることが多くありました。
再調査の結果、早漏改善に効果があることが分かったため、早漏治療の薬として販売されるようになった経緯があります。

セロトニンは神経伝達物質のひとつで、快感を増幅させる作用のあるドーパミンや緊張、不安といったストレスに反応するノルアドレナリンの働きを抑制して、興奮や不安を取り除いてバランスをとる働きがあります。
射精はノルアドレナリンによって調節され、増加することで射精に至りますが、プリリジーはセロトニンが受容体に吸収されるのを阻害し減少するのを抑えることから、ノルアドレナリンを抑制して興奮を静めることで射精を遅らせる作用を示します。
プリリジーでは他のSSRIと比較しても、特に早漏に効果が高いとされ、射精までの時間が服用前よりも4倍ほど長くなったという報告もあります。
プリリジーは服用して15分ほどで効き始める即効性のある薬で、使用する場合は行為の1時間ほど前に使用すると良いとされています。
食事の影響は受けにくいですが、アルコールには弱いことから飲酒は控える必要があります。